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  1. 日々の雑記帳
 

日々の雑記帳

いしだたかこの日々のつれづれや、メッセージを軽い読み物にしました。

2011/08/13

ある日突然、本当に何の前触れもなく
夫や妻が  「一人になっていろいろ考えたい・・・」  と言い出したら
あなたはどうしますか?

 

チャンス!とばかりに独身気分に戻って青春を謳歌しよう、と思う方もいるかもしれませんね。
でも多くの方は
「なぜ? 何が不満なの? 何か悪いことした?」 と心配すると思います。

 

夫婦といえどもモトは赤の他人という基本に立ち返って、二人の関係を見直すきっかけにしてみてください。

 

!!!でも!、でもなのです。

 

もしどうしても思い当たるフシがなければ、するべきことは反省ではなく、パートナーの身辺調査です。
つまり、浮気・不倫の可能性です。
今まで何事もなく平穏に過ごしてきたということは、取り立てて「不満がなかった」のですから、
新しく危機が訪れたということなのです。

 

パートナーに無関心になっていたという証しでもあるので、
もう一度パートナーに向き合いましょう。

 

冷静に危機レベルを判断して対処すれば、無事解決させることは可能です。

 

あきらめないで。


2011/08/13

結婚も離婚もそれぞれ役所に「婚姻届」「離婚届」を出すだけで完了します。

 

しかし、この書類があるかないかがカップルの「法的」な保護や義務の対象の分れ目になるのです。
勢いに任せて離婚届は出したものの、冷静になってから細かい話し合いを、と思ったときには手遅れということもあります。

 

結婚後二人で築き上げてきた財産や、子供のことなどは事前の話し合いが不十分であればあるほど後になって問題が解決しにくくなります。

 

今あたりまえに存在しているもののほとんどは、「法的に結婚しているから」こそ権利が守られていることをお忘れなく。


2011/08/13

もう何年も前のことです。

 

ある日、いしだたかこが夜8時ごろ勤務する会社から帰宅したら、休日で自宅にいるはずの夫が不在でした。
札入れ・小銭入れは自宅に置いたまま。 ちょっとそこまで出ただけだよ〜といったカンジです。

 

しかし、夜遅くなっても帰ってこないし、電話も入りません。
いつも帰宅コールは入れてくれ、無断で外泊などしたことのない善良でまじめな夫です。

 

もしや手ぶらで外出した折に、事故にでも遭って、意識不明の重態や身元不明のまま死んでるか?
心配ではあるものの、大の大人が一晩帰宅しないからといって警察に捜索願いを出すのも大げさだよね・・・と、
とりあえず朝まで待つことにしました。

 

ためらいながら翌朝警察に電話したら、
「×××警察署で保護してます。家族の方は来てください」とのこと。

 

そこで刑事さんから語られる、飲酒後の夫の素行の悪さ・・・ショックなことばかりです。
最後に刑事さんが言いました。
「奥さんが身元引受人になるのでしたら、本人(夫)には帰ってもらいます」

 

動揺とパニックに戦いながら書類に住所や氏名を記入しました。
手が震えているのでうまく書けません。特に続柄の欄はどうもヘンな字です。
提出してから気がつきました。
続柄に記入したのは「妻」ではなく「毒」になっていたことを。

 

この書類はまだ×××警察署にあるのでしょうね。
別れた夫に未練はありません。
ただ、この書類のことを思い出すと、悔しいのです。

 

私は「毒」じゃありません。
私は「毒」じゃありません。

 

私は「毒」じゃありません。 本当よ〜!


2011/08/13

「ウチの亭主は給料は少ないし、ルックスも悪いし、良いところなんて一つもないのよ〜」
と、自分の夫を見くびっている妻の方たち、要注意ですよ。


結婚して何年も経つと、お互いの存在が当たり前になってきます。
結婚前はトキメイていたのに、今や魅力がすっかり色あせて感じることも多いでしょう。

 

しかし、そんな隙間を狙うかのように忍び寄る影・・・そう、「不倫」「浮気」です。

 

夫婦生活の中で忘れかけていた、「男であること」を再認識させてくれる女性の存在はとても刺激的です。
いまやカップルの3組に1組は離婚を選択し、晩婚率・非婚率も上昇している時代です。
周囲にはパートナーを持たないフリーの方が意外に多くいます。
そして不景気で非正規雇用者の増大。

 

つまり、ちゃんと仕事に就いている(収入がある)というだけで「魅力ある男」になるのです。
デート代が払える男性は、既婚・未婚に限らず女性にとって必須条件です。
生活を共にしていない分、不倫相手の女性は有利です。
デートの時だけなら、うんと優しくなれるし、うんとおしゃれもできる。凝った料理も作れる。
そして秘密の恋は二人の結束力を強めます。

 

経済力が全てではないけれど、一度は好きになって結婚した相手です。
離婚したくなければ、もう一度夫の良いところを見直してあげましょう。
そして真面目に働いてくれていることへの感謝の気持ちを込めて、ねぎらってあげましょう。
夫のためにおしゃれして、結婚前のようにデートしましょう。

 

これは男性にも言えますよ。
もし妻を女性として見なくなっていたなら、男性諸君はさっそく妻へのいたわりの気持ちを示しましょうね。


2011/08/13

いしだたかこの電話加入権に関しての失敗談です。

 

離婚してから別れた夫は自分の生家に戻り、いしだたかこは夫婦で踏んでいたマンションにしばらく住んだ後、引越ししました。
引越し先でさっそく水道、電気、ガス、電話の移転手続きをしました。
NTTに連絡すると、職員から電話回線の名義人を尋ねられたので、旧姓に戻した自分の名前を名乗りました。
すると「ご契約者と名前が違います」と職員。
そうそう、結婚した時に夫の名前で電話を申し込んだのでした。

 

もちろん電話加入権の名義人と利用者の名前が違っていても電話を利用することができます。
そこで今後のことを考えて、ついでに名義人変更をしておこうと思いました。
しかし、苗字も住所の変わってしまった今、アカの他人への名義変更はできなくて、夫名義の加入権を解約後、新規に自分名義での申し込みになるそうな・・・・・。
新規申し込みはお金がかかるし、今さら別れた夫には連絡したくないし、こちらの連絡先を伝えるのもイヤだし・・・。
結局、名義変更はあきらめました。

 

離婚調停の約1年間、夫と別居していたので、もっと早く気がついていれば、スムーズに名義変更ができたのに。
離婚届を出す前の「夫婦」の状態であれば、本人確認書類や続柄を証明する書類や印鑑など、すぐに用意できたのにねぇ。

 

今でもNTTからの郵便物が別れた夫名義で来たり、インターネット回線を申し込めば業者から名義相違のお伺いが来たりして面食らうことがあります。
あ〜あ・・・・。

 

こんなことにならないように、些細なことでもいしだたかこにご相談下さい。
大阪での離婚相談をお探しの方、お気軽にお問合せくださいね。
遠方の方には電話での離婚相談、メール相談も行っております。


2011/08/13

さて、離婚ミニ知識のコラム「離婚までの道のりあれこれ」にも書きましたが、離婚で裁判を起こすには事前に家庭裁判所での離婚調停を経てからになります。
ですから実際に裁判になるということは、夫婦間の問題がかなり複雑になっていたり、感情がもつれにもつれていることが想像できます。

 

夫婦双方が裁判に「勝つ」か「負ける」かでしのぎを削るために、弁護士に依頼することになります。
では離婚問題を解決に導く優秀な弁護士さんて、どんな方でしょうか?

 

①常識的な方であるのはいうまでもありませんが、まず相談者の話をよく聞き、立場を理解してくれる方。
②そして裁判の勝ち負けにこだわり過ぎない方であること。

 

①は弁護士さんの資質に関することですが、②は相談者に求められる部分でもあります。
解決は勝ち負けだけでなく、「和解」という方法もあります。
問題点をうまく整理し、双方が納得できる方向に持っていければ、勝ち負けは重要ではないはずです。

 

「弁護士が最後まで闘わず、和解策でお茶を濁してきた、さじを投げた」と依頼者が嘆くことがあります。
裁判を起こして頭に血が上っている相談者が、勝ち負けの名誉にこだわるあまりに和解策を一蹴してしまうのは本末転倒でしょう。
自分にとって何が重要なのか、冷静になることは大切です。

 

いしだたかこは、ご自身の原点に戻るためのご相談にも応じています。
自分の気持ちを全て吐き出して、すっきりしてから将来のビジョンを描いて下さい。
自分を幸せにするために。

 

夫婦問題や離婚に関するお悩み、ご相談はお気軽にどうぞ。
大阪・近畿圏にお住まいの方に限らず、全国の方からのご相談をお受けしています。
心を込めて、一緒に考えさせていただきます。


2011/08/13

人の離婚に関わる仕事をしているいしだたかこも、ご多分に漏れず離婚経験者です。

 

早いものでいしだたかこが離婚して、もう10年以上になります。
このサイトをご覧いただいている皆さんと同じように、夫と別居後、これからどうしたらいいか悩んでいました。

 

当時夫は飲酒した際、世間様に迷惑をかける行為を繰り返していました。
離婚して自分の人生を再設計するか、それとも何事もなかったように夫を受け容れて夫婦の生活に戻るか。

 

元の鞘におさまれば、考えなければならない心配事はすべて雲霧消散、メデタシメデタシ・・・・
しかし、根本的な解決はしていないので、問題の再発は十分考えられる・・・・
そのときにまた同じことを繰り返すだけではないのか、ただの問題の先送りではないのか・・・・

 

離婚したら一人で生活していけるのだろうか・・・・
住宅ローンはどうなる、住む場所はどうする・・・・
30代も後半、もう出会いもなく一生を一人で過ごすのだろうか・・・・

 

悩んだ末に、問題を先送りせずにここでけじめをつけておくことを決心しました。
決め手になったのは、自分は仕事をしているという経済的な裏づけでした。
当時は会社員で、管理職に就いていたことも踏み出す勇気になったと思います。

 

それからは離婚マニュアル本を読み、方針を立て、家庭裁判所への離婚調停の申し出までを勢いをつけて行動に移しました。

 

夫に対する宣戦布告、挑戦状ですね。

 

家庭裁判所への申し出後、さすがに1回目の調停の案内が郵便で来たときには「ついに来たか」と緊張しました。
ゴングが鳴って、リングに上がる格闘技選手の気分です。

 

よし、離婚に向けて方向は決まった!
敵は夫。
夫の家族はセコンドと思え。(やっぱり舅や姑は、わが子である夫を応援しますからねぇ・・・)

 

一方こちらは実家が離れているので、自分には身内のセコンドは無し。
しかしその分自由に行動できるのが強み、と分析。

 

ホンネを言うと、家庭裁判所の離婚調停ってどんなことやるのかなぁという興味がありました。
やるからには楽しんで積極的に関わってみよ〜っという好奇心もありました。

 

「楽しんで」というのは不謹慎かもしれないけれど、一人で乗り切っていくためには、心のよりどころが必要です。
それが、いしだたかこの場合は「好奇心」だったのかもしれません。

 

ちょっとドキドキしながら、大阪・堺市にある家庭裁判所に行きました。
小さな面会室のような小部屋に、初老の男性と年配の女性が二人座っていました。調停委員です。

 

1回目の離婚調停は、申立人(いしだたかこ)と相手(夫)のそれぞれの言い分を調停委員が聞くだけなので、調停委員との顔合わせみたいなものです。

 

この離婚調停には、「クールな大人の女」のイメージで臨みました。
調停委員はレフェリーのようなもの、ヒール(悪役)に思われて損したくはありません。
ちなみに調停室には夫と交互に入室するので、この日、夫の顔を見ることはありませんでした。

 

燃えてくるのは、双方の言い分が明らかになる2回目からです。
久しぶりに思い出して、ちょっと興奮して来ました。

 

〜 中編につづく 〜


2011/08/13

さて、「離婚調停ドキュメント (前編)」の続きです。
前編は、夫と別居した後、いしだたかこから家庭裁判所に離婚調停を申立てをし、1回目の離婚調停が終わったところまでのお話でした。

 

1回目の離婚調停の場で、いしだたかこが提示した主な条件は下記のとおりです。

 

①離婚を希望する
②夫婦共有名義の分譲マンションは、いしだたかこの名義にする
③夫婦共有名義の住宅ローンは、夫が負担して払っていくこと
④夫に慰謝料300万円を要求する

 

なんとも強気というか、都合がいい条件ですね〜。
今思うと我ながら噴飯モノです。

 

ちなみに当時、夫婦に子はなく、いしだたかこは勤続6年の会社員、夫は長年会社員でしたが、数ヶ月前から無職でした。つまり、どこにでもいるフツーのDINKS(ディンクス・夫婦共働き)です。

 

上記の条件を箇条書きのメモにして離婚調停の場に持参しました。

1回目の離婚調停で、男性の調停員はこのメモを見て言いました。
「う〜ん・・・・。奥さん、これ、難しいですよ。希望が通るかどうかは、これからの話し合いでやっていきましょうね」

 

これを翻訳すると、
「あんなぁ、なにムシのいい事言うてんの、こんなん無理でっしゃろ。①の離婚はともかく、こんな都合カッテな条件を誰が飲みまっかいな。へえへぇ、ほな、あんたさんには時間をかけてじっくり現実を解ってもらいまひょ」
といったところでしょうか。

 

実現可能かどうかはともかく、メモ書きは交渉のタタキ台でもあります。
ここでひるんだらズルズルと丸め込まれる、と思ってそのまま条件を押し通す事にしました。
次回(2回目)の調停は約2ヵ月後に決まりました。

 

そして、2回目の調停です。
定刻より前に家庭裁判所に着くと、遠くの廊下の椅子に別居中の夫が座っているのが見えました。
隣には見覚えのない男性が一人。夫はポロシャツというカジュアルな服装に対し、隣の男性はスーツ姿です。
友人ではないし、夫は無職なので仕事関係の人でもないし・・・・はて、誰?

 

申立人用控え室はその廊下の手前なので、いしだたかこは夫に顔を合わすことなく時間まで待ちました。
時間が来て、調停室に呼ばれます。
調停委員から、1回目で提示した条件を変更する余地はあるかを尋ねられました。
答えはノーです。
簡単な質問と応答のやりとりの後、一旦退室です。次は夫が調停委員と話をする番です。

 

夫の話が終わり、再度調停室に呼ばれました。
調停委員が少し困った顔をしていました。
「かなんなぁ・・・・。ダンナさんね、今日、弁護士さんと来られてましたわ。
調停では弁護士は必要ないって、前回も言うたんですけどね。かえってやりにくぅなるんですわ。
ここは裁判じゃのうて、調停なんやさかい、なんで弁護士さんを連れて来はったんですかって言うてやりましたわ」

 

廊下で一緒にいた男性は弁護士だったのです。新しい登場人物です。
これが何を意味するのかは、正直よくわかっていませんでした。
ただ、いしだたかこにとって不利であることは間違いなさそうです。
長年の経験から、調停委員の方は話し合いの「オトシドコロ」のシナリオを描いていたのでしょう。
それが弁護士の登場によって、シナリオが白紙になったようです。

 

この2回目の調停は、ここまでにし、次回に臨むことにしました。
3回目は2ヵ月後です。
その間に、いしだたかこも方針を考え直さなければなりません。

 

というところで、後編で続きをお話ししたいと思います。 


2011/08/13

さて、「離婚調停中ドキュメント」の終盤です。
前・中編のあらすじを簡単にご紹介します。

 

いしだたかこは夫と別居後、離婚を決意して離婚調停を申し立てました。
離婚調停での条件は、
①離婚すること、
②住んでいるマンションはいしだたかこが住み続けること、
③マンションの住宅ローンは夫が払っていくこと、
④夫に慰謝料を300万円請求すること、でした。

 

ところが、夫は離婚調停の場に弁護士を同行して現れ、調停委員を驚かせたのでした。
素手の格闘技に、モビルスーツで参戦するようなものです。

 

さて、後編のはじまりです。

 

調停では必要のない弁護士を、なぜ夫は依頼したのか?
弁護士に何を弁護してもらいたいのか? 何から守る? ・・・いしだたかこから?、か!
つまり、いしだたかこの要求をことごとく拒否し、自分の殻に閉じこもって権利を貫こうということです。

 

じゃあ、対抗するためにこちらも弁護士に依頼する必要があるのか?
「あんな、奥さん。ここは調停なんやから、ダンナさんが弁護士依頼したかて、奥さんまで依頼せんかてええんでっせ。そのために、わたしら調停委員がいるんやからな。裁判やないんやからな、わかっといてな」

 

いしだたかこの要求に対して、夫の意見を調停員が伝えてくれました。

 

「ダンナさんはな、離婚に関しては、離婚されてもしゃあないことをしてしもたんやから、これは異存なしと言うてはりましたわ。
住む場所かて、自分は生家に戻ってはるからええと。ただ、今は無職やから、住宅ローンは払っていかれへんねん。マンションは売ってしもて、ローンは売却代金でチャラにしたい、て言うてはります。
もし奥さんがマンションに住み続けんるんやったら、住宅ローンは奥さん一人で払うていって欲しいんや、ゆうことでしたわ。
慰謝料もなぁ、ほんま奥さんには悪いことしてしもたけど、やっぱり無職やから、払うことでけへん。ほとんど貯金もあらへんこと、奥さんも知ってはると思うよってにホンマ勘弁してほしい、言うてましたわ」

 

離婚は成立OK。

 

しかし、それ以外の条件は夫に都合が良すぎます。
無職、貯金なしを盾にして、「払えません」で通す気です。
確かに別居後の夫に、所持金らしいお金は無いでしょう。
弁護士と立てた弁解には説得力があり、覆すには裁判に持ち込む以外に事後策はなさそうです。
しかし、裁判に持ち込む価値があるのかを考えると、弁護士費用などの費用の面から言って結果に期待は持てそうにありません。

 

この離婚調停は結論が見えました。これ以上の進展は望めません。
ただ、いしだたかこの気持ちがおさまらないだけです。
親の金で弁護士費を依頼するくらいなら、その金で慰謝料としていくらか払えよ、と言いたいところです。
以後の離婚調停は、怒りの気持ち吐き出す場として利用させてもらうことにしました。

 

もう「クールな大人の女」なんて気取っていられません。
離婚調停を意地でも長引かせます。
・・・・精神的に夫をいたぶるサディスティックな楽しみ。

 

こちらは、半日の有給休暇が使えて収入もあるので、家庭裁判所への出頭は痛くも痒くもありません。
夫は長引いた分だけ弁護士費用もかかります。
離婚調停が終了しないと就職活動にも本腰を入れられないでしょう。
夫は親と同居しており、多分弁護士費用は親が出しているので、親元での居心地は悪いはずです。
えい、もっと苦しめ!

 

調停のたびに、自分の要求を述べ夫の言い分を拒否して、膠着状態を続けました。
精神を集中して闘志を全身にみなぎらせて調停に臨み、調停の開始時間を戦いのゴングとし、調停が終わればリングを降りる、そういう戦闘的な数ヶ月を楽しんでいました。

 

でも楽しいことは長く続かないものです。
最初の離婚調停からちょうど1年が過ぎようとしたとき、調停委員が突然判定を下してきました。
「もうこれ以上話し合っても進みませんよってに、調停委員の判断で決めさせてもらいまっせ。審判離婚ちゅうことですわ。離婚は成立、マンションは奥さんが住んで住宅ローンも奥さんが払う。ダンナさん、まだ仕事決まってませんさかいに、慰謝料は無しですわ。これで不服なら、次は裁判に行かはったらええんでっせ」

 

KO勝負ではなく、判定での幕引きとなりました。
離婚調停の後半から、「交渉の場」から「ファイティングスピリッツを楽しむ場」へと目的を変えています。
もとより裁判に進むつもりはありません。
これで終わりです。夫とも縁が切れました。


最後の調停を終えた後、その足で区役所に行き離婚届を出しました。
そして小さなケーキを買って帰りました。

 

 

≪いしだたかこの離婚の総括≫

 

離婚成立により、今後夫の尻拭いをさせられる心配はなくなった ・・・○
住む場所は確保できた  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・○
住宅ローンの負担が残った ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・×
慰謝料はもらえなかった ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・×
仕事への影響はなくなった ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・○
独り者になってしまった ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・×

 

もし住宅ローンや慰謝料が夫から得られたとしても、たいした得にならなかったようですね。
その後、マンションは売却して別の場所に引っ越しました。
ただ、夫婦問題・離婚カウンセラーの仕事に経験が活かせることでは、貴重な体験としてプラス評価です。

 

ながながとお読みいただき、ありがとうございました。

 

今まさに夫婦問題でお悩みの方、いしだたかこがお力になれることもあるかと思います。
どうぞ遠慮なさらずに、安心してご相談下さい。


2011/08/13

厚生労働省の統計によると、平成21年度の全国の離婚件数は25万3千組だそうです。
一日に700組弱の夫婦が離婚している計算になります。
つまり、平成21年度だけでも50万人以上の方が離婚を経験したということです。

 

それでも、まだまだ離婚について積極的に相談することにためらいを感じる人も多いのではないでしょうか。

 

夫婦問題・離婚カウンセラーのお仕事とは関係のない話の中で、ご挨拶のときにいしだたかこの名刺を出すと、
 ★「あっ、こういう相談ができるところがあるんですね」
 ★「個人的に(いしだたかこのサービスに)とても興味があるんです」
と関心を示してくださる方がけっこういらっしゃって、逆にこちらが戸惑うことがあります。

 

ああ、みんな手探りで悩んでいるんだなぁ・・・と思わざるを得ません。
自分自身も離婚当時そうであったように、どこに相談していいかわからない、誰に相談していいかわからない、何をどう相談していいかわからないんですよね。

 

どんなことでも良いんです、とにかく第三者に相談する、話しをするということで開けてくる道もあるんです。

 

「ここにお話ししにおいで〜」と、
もっと広報活動に力を入れて叫び続けていかなきゃ、と思っています。

 

名称は「カウンセラー」ですが、人生訓を述べたり、お説教したりするのではありません。
気軽に、お話し相手として考えていただけたら幸いです。

 

ひとりで悩まないでね。


2011/08/13

離婚経験者のうち、70〜80%の人は再婚をするといわれています。

 

婚姻届を出さない、同棲や事実婚を選ぶ人もいるので、実際の割合はもっと高まるかもしれません。
離婚が人生のハンディキャップとなる時代ではなさそうですね。

 

未婚者から見ると、離婚は人生の失敗だからゼッタイ避けなきゃ、と思って当然かもしれません。
しかし、離婚経験者は意外かもしれませんが、その後実に自由に恋愛をしている方が多くいます。

 

一度結婚をしているので焦りはなく、結婚の長所や短所も理解しているので、自分の身の丈に合った恋愛を楽しんでいるようです。
もちろん、そんな心境になるには孤独とつらさを乗り越えたからだといえます。

 

離婚後、複数の男性と同時進行で恋愛中の女性もいます。
「結婚はもういいから、カレシが欲しいの」
「次はイイ人を見つけるわ」
「仕事は充実してるから、私生活に彩りを添えるために、そろそろ恋愛してみようかな」

 

総じて女性のほうが積極的です。
子供もいたりするので、交際相手に生活を振り回されることなく、地に足をつけた恋愛をされている方が多いのが特徴です。

 

男性の離婚経験者も当然女性と同数いらっしゃるのですが、男性は働き盛りということもあって恋愛を積極的に楽しむゆとりがなさそうです。
女性からのアプローチがある方が、離婚後の交際につながりやすいのでしょうね。
恋愛を望んでいる男性は、女性のリードに素直に従ってみて下さい。
お付き合いしたら「結婚」を迫られるのではないか?なんて心配は杞憂です。

 

「結婚」にしばられない恋愛を楽しめるのは離婚経験者ならではのことかもしれません。

 

人を好きになるのに理由は要りません。
人生は楽しむためにあるんですから、皆さん、頑張って恋愛してね!!

 

いしだたかこも陰ながら応援しています。

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