タチバナさんに本を頂きました。
坂東忠信氏が執筆した『スパイ』というタイトルの本です。
この本はタチバナさんがご自身のYouTubeで紹介しており、「先着10名に進呈」されるとのことで、いしだも無事10名の中に入ったようです!
タチバナさんお送りいただきまして有難うございます。
この本は、何気なく利用しているネット回線や、各種アプリに潜んでいる情報漏洩の危険性について、改めて考えさせられる内容です。
いしだはご相談者とのやりとりや記録の保存方法について、どこかでアナログ(手動)的なプロセスを挟むことで漏洩対策にしています。
そういえばと、数年前に語学留学した知人の話しを思い出しました。
その国ではスマホの電子決済が露店に至るまで普及しており、知人もその国の決済アプリをインストールしようとしたそうです。
インストールを進めていくうちに「~を許可しますか」という設問がいくつかあり、それに「許可する」をタップしない限り先には進めません。
その中には非常にゆゆしき設問がありました。
「あなたのスマホ内に保存されているすべての写真やデータを○○(決済アプリ業者)が閲覧することを許可しますか」
これまでに撮影した家族写真やネット通販の記録、LINEやメールで交わした通信など、決済業者が必要な時にスマホ内の情報は全部提供してもらいますと言うことです。
一緒に写っている家族や、背景に写った通行人がたまたま指名手配犯人であったりすれば、それも業者に閲覧されてその情報がどのように利用されるか分かりません。
何も知らずに写っている家族の顔がどこかで利用されたり、自分が犯罪者の仲間と見なされるなんてこともあるのです。
そして情報の提供も情報の利用も、そのスマホの持ち主が全く気が付かないうちに行われるのです。
その知人はいろいろと想像すると恐ろしくなり、滞在中の不便は覚悟のうえで、結局その決済アプリのインストールはしないことに決めました。
何が情報になるかわからない、いつ情報を漏らしているのかわからないことを、いしだも常に心にとめておかねばと強く思いました。
タチバナさん、大変ためになる本をお送り下さり改めてお礼申し上げます。