最近、行動経済学系の本にハマッています。
今読んでいるのは「予想どおりに不合理」(ダン・アリエリー著)という本です。
ベストセラーなので、読まれた方も多いと思います。
とある条件の下で、人はどう判断して行動に移すかといった実験について書かれています。
その中で、夫婦問題に関わるカウンセラーとして興味深い実験が紹介されていました。
被験者は男子大学生です。
同じ設問に対して、a.冷静な状態のときと、b.性的に興奮している状態では、回答に違いが出るかというものです。
その質問というのは、
①40歳の女性とセックスする自分を想像できますか?
②50歳の女性とセックスする自分を想像できますか?
③60歳の女性とセックスする自分を想像できますか? というものです。
実験の結果は
①40歳の女性相手では、性的な興奮状態では1.32倍の男性がOK
②50歳の女性相手では、性的な興奮状態では1.96倍の男性がOK
③60歳の女性相手では、性的な興奮状態では3.28倍の男性がOK
ちなみに当然ですが、冷静な状態のときでもOKと答えた被験者の数は、女性の年齢が上がるごとにガクンと減ります。
ですから、40歳より60歳の女性を選ぶ「人数」が多くなると言うことではありません。
で、この実験でいしだが何を言いたいかというと、男性がその気にスイッチが入ってしまったら、年齢に関係なく浮気や不倫に発展する可能性を秘めているということです。
最近は男性より女性のほうがうんと年上のカップルが増えています。
年齢が高いから恋愛対象にならない保証はないのです。
世の奥様方、夫に馴れ馴れしく近づく女性が高齢だからって、ゆめゆめ油断はなりませぬぞ。
あ、逆に言えばオンナもいくつになっても恋ができるってことですね!
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