夫に愛される妻になるために、メイクやファッションなどに磨きをかけている女性は多いでしょう。しかし、どんなに外見が美しくても離婚してしまう女性もいます。見た目の努力だけでは、夫の愛をつなぎとめておくことはできません。
結婚して一緒に暮らしていくとなると、もっとも大事なのは日常生活や日頃の行動です。そこで今回は、7,000件以上の相談実績を持つ離婚カウンセラーのいしだたかこさんに、“愛される妻が日常生活で行うべきこと”について伺いました。
スーパーへの買い物や料理は生きていくのに必要不可欠で、「やらなくてもいっか!」が効かないものですよね。
一方、多少部屋が汚くてもひもじい思いをするわけではないので、掃除は後回しにしたり汚れが目立ってからまとめてやったり、なんていうことをしがち。
しかし、想像してみてください。家の中に脱ぎ散らかした洋服が散らばり、ホコリが舞い、テーブルの上には物が散乱している……。そんな家でいくら手の込んだ料理を出されても、喜びは半減でしょう。
同じように、浴室やトイレが汚れ放題では、仕事から疲れて帰ってきた夫の心が休まるどころか、「この家はなんて不潔なんだ」とゲンナリしてしまいます。
家事や育児に忙しいと、どうしても掃除は後回しにしてしまいがちですが、快適に家族が過ごすためには食事と同様に掃除も大切です。
忙しすぎて「家の中全部をいつもキレイにしておくことはできない」という人は、せめて洗面所とトイレ、お風呂だけは日頃から清潔に保つようにしましょう。
水まわりは汚れが目立つ場所だけに、いつもキレイにしていれば、夫も“妻の家族に対する心配り”を感じてくれるはず。
「恋愛においては駆け引きは重要」とよく言いますよね。好きな素振りを見せなかったり、メールの返信に時間をあけたり……。
でも、それはあくまでも恋愛段階の話。夫婦に駆け引きは必要なく、結婚してからは一転して、“素直でいること”、“正直でいること”が愛され続ける妻の秘訣です。
これは「夫に服従しろ」という意味ではありません。嬉しいときや楽しいときは「わ〜い」と喜ぶ、ツラいことやイヤなことがあったときは黙って我慢せずに夫に相談する、改善してほしいことは話し合う、嫌なことをされたときにはちゃんと怒るようにするのです。
また、見栄や嘘なども必要ありません。夫婦となり家族となった以上は、駆け引きや隠し事はなくして、信頼できる夫婦関係になることが愛を持続させます。
恋人時代は1週間に1回会えるだけでドキドキワクワクしていたのに、結婚すると四六時中一緒にいることができるため、新鮮さがどんどんなくなってしまいます。これは、結婚してから愛が減少していく理由のひとつです。
夫に対して新鮮さがなくなることでトキメキが失せ、昔は些細なことでも「ありがとう」と感謝していた気持ちがなくなり、お互いに相手のためを思った行動がなくなる。
互いに自分勝手な言動が増えたり、相手のイヤな部分ばかり目についたりするように……。気遣い合えない状態が続くと、愛はどんどん減ります。いずれは会話がなくなって、お互いがいるだけでイライラしてしまいます。
そんな状態を回避するためにも、ときには恋人時代のように夫婦でオシャレをして“お外デート”をしましょう。ちょっと豪華なレストランで食事をしたり、旅行へ行ったり。
もしお金がかけられないならば、手作りのお弁当を持って公園でピクニックをしたり、かつてデートで行った思い出の場所を巡って「あのときはこんなことがあったよね〜」なんて、思い出話をしたりしましょう。
結婚当初は夫と2人でいるだけでも幸せですが、その状態が続くとやがてはマンネリ化しがち。ときには夫婦で日常から離れることで、新鮮な気持ちが復活するのです。
いかがでしたか? 今回ご紹介した3ヵ条を日々の結婚生活で意識して、いつまでも夫に愛され続ける妻になり、そして誰もがうらやむような仲良し夫婦でいましょう。