40歳代のY男さんは妻と恋愛結婚して10年ちょっと。
子供にも恵まれ、マイホームも手にいれました。
ある日、妻から突然離婚して欲しいと言われました。
Y男さんは真面目なサラリーマンで浮気、借金、暴力とは無縁の生活ぶりです。
Y男さんが妻に理由をただしても、「離婚して人生をリセットしたい」というばかり。
慰謝料も、財産も何も要らないから離婚して欲しい、と妻。
このように理由もなく突然離婚を切り出す場合、浮気相手が隠れていることが多いのです。
Y男さんはマサカ!思いましたが、浮気の線を探ることにしました。
妻の携帯をこっそり見てみると、はたしてY男さんが知らない電話番後が登録してあります。
そして、夫であるY男さんよりはるかに頻繁に通話している形跡が残っていました。
知人女性に依頼して、間違い電話のふりをしてその電話番号に架けてみました。
電話番号の相手はやはり男性でした。
知人女性が上手に演技をしたので、苗字を聞き出すこともできました。
Y男さんはとてもショックでした。
Y男さんはその男性と面識はありませんが、その名前は時折妻との会話に出てくる人物です。
妻に問いただすと、妻は開き直って浮気を認めました。
そして、離婚が決定的なものになりました。
この妻の場合は、浮気の証拠対策を殆どしていません。
罪悪感が薄いのでしょうか、Y男さんとの結婚生活にすっかり見切りをつけていたのでしょうか。
人の携帯電話を勝手に見るのは確かに「プライバシーの侵害」と言われるでしょう。
しかしこのようにパートナーが浮気していた場合、やはり浮気の方が有責度は高いです。
パートナーに浮気の疑惑があれば、悩んでいないで自分で調べるのは有効な方法といえます。
ただし、証拠をつかんだ後、自分はどうしたいのかという覚悟も必要です。