年の差カップルの特徴に潜む「夫婦の危機」についてシリーズの第2弾です。
年の差にもいろいろと定義はありますが、夫婦の年齢差が10歳前後またはそれ以上(男性の方が年上)のカップルについてお話します。
体力の差は年齢差と比例する!
当然ですが若い方が体力はありますから、気力や好奇心も旺盛です。
休日ともなれば若い妻はショッピングやレジャーなどアクティブに行動したがるでしょうし、子供がまだ小さければ、キャンプやスポーツなどに付き添う機会もあるでしょう。
しかし年齢が上の夫は、アクティブに過ごす経験はすでにしてきたので、体力を温存して自宅でのんびり過ごしたいと思うようになります。
お互いが「一緒に感動を分かち合いたい」「一緒にいる時間を大切にしたい」と思っていても、感動できる事柄の違いや、時間の使い方の優先順位の違いが、いつの間にか「価値観の違い」にすり替わってしまうおそれがあります。
どちらかが我慢して一緒に行動をするのも、いつか無理が生じます。
休日に別々の過ごし方をしても上手くいく夫婦関係のコツはあるでしょうか。
あります、それは「感情を共有する」ことです。
例えば夫は、妻が女友達と食事に出かけて帰ってきたら、女友達とどんな会話で盛り上がったが、どこに行って何を食べてきたか、妻の話を聞いて一緒に楽しんであげることです。
そして妻は、夫が自宅で見たDVDの感想に耳を傾けてあげたり、腰の痛みを訴えたら心配してあげるのです。
パートナーが抱いている喜怒哀楽の感情を理解して共有するのです。
平たく言えば、パートナーに話をしやすい雰囲気を作ってあげるのです。
ただしパートナーが話している間、決して自分の意見をはさんで会話を終了させてはいけません。
これならばどちらかが犠牲になって同一行動をしなくても済みます。
もうひとつ、性生活という厄介な問題もあります。
それは妻の性欲に夫の体力・気力が追いつかなくなることです。
性欲には個人差があるとは言うものの、セックスレスや自尊心とも直結するナイーブな問題です。
デリカシーのない拒絶や発言がパートナーを傷つけることがあります。
性交渉が上手くいかなくても、相手のせいにしないことが重要です。